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友人
 

野村秀美さん
 
 シルクスクリーン版画家・野村秀美さんとY.Matsumoto氏とは、共通の友人を介して知り合いました。Y.Matsumoto氏の麻酔医時代からの知り合いが、アメリカ留学中に親しくなったのが野村さんだったのです。
 野村秀美さんが、奥さまのご出身地である広島で個展を開きたいと熱望されていると聞きつけたY.Matsumoto氏とご友人。さっそく会場をあたり、あるギャラリーでの開催の手はずを整えました。
 Y.Matsumoto氏が野村秀美さんとじっくりお話できたのは、個展開催後だったのですが、たちまち二人は意気投合したのでした。
 個展ポスターの制作もお手伝いさせていただいたY.Matsumoto氏。ところが個性的な色使いのため、なかなか原画通りに色が出ません。正確な色の再現のために刷り上がりまでに何度か印刷業者さんに調整をお願いしたそうです。
 野村秀美さんは現在もニューヨークを中心にご活躍されています。今後の一層の飛躍を楽しみにしつつ、世界を飛び回る野村秀美さんとの再会を心待ちにしているY.Matsumoto氏です。
写真 個展会場でY.Matsumoto氏が記念に求めた、“ひとめぼれ”してしまった作品。

 1953年、三重県鳥羽市に生まれ。茂木捷男氏に師事、シルクスクリーンの技術を学ぶ。1976年にブラジル・サンパウロへプリント技術者として渡り、著名ブラジル人作家の作品を多く手がけながら版画家として活動を続け、数々の展覧会で入選を果たす。1983年には自らの工房を設立。シルクスクリーン界の第一人者としての名声を得るに至る。1990年以降は日本とアメリカ・ニューヨークの二ヵ所をを拠点にし、日本では定期的に個展をひらき、作家活動に専念。ニューヨークはじめ、全米、カナダ、ヨーロッパなどで美術館やギャラリー向けの作品を手がける一方、グループ展等で作家としての活動も続けている。今後は、日本、アメリカ、そして第二の故郷ブラジルの三ヵ国を飛び回る生活が予想される。
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