1991年(平成3年)の逓信記念日に、Y.Matsumoto氏の経営する会社の通信教育部が、郵政大臣表彰を受けました。Y.Matsumoto氏を含むその時の受賞者全員で宮中に参内、陛下からお言葉を賜り、記念の品として恩賜の煙草をいただきました。
Y.Matsumoto氏は、この煙草をいただいた時のままの状態で保存したいと思い、樹脂の中に密閉保存することを考えました。問題はどのようにして樹脂の中に美しく保存するかいうことでした。試行錯誤の結果、下の写真のようになりました。
いただいた煙草は、功労のあった通信教育部の課長以上と役員の方々にこの形にして差し上げられたそうです。
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煙草は、樹脂の中に直接入れると水分でバラバラになります。
そこで考えたのが樹脂の中に空洞をつくり、その中に保存する方法。
樹脂をくり抜いて煙草を入れ、フタをすることを考えましたが、それでは埋め戻したあとが残ります。
そこで煙草1本が入るプラケースを特注し、密封してから樹脂で密閉するという方法を取りました。 |
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