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縮景園(広島市)では毎年、年の始めのお茶会として「新年大福茶会」(上田宗箇流)が行われます。清風館・茶室内には、本席床の結び柳や、干支にちなんだ茶道具などが並び、新年のお茶会ならではの趣があります。
この席でいただくお茶は「大福茶」といい、若水(元旦の朝に汲んだ水)※で点てたお茶の中に、梅干し・黒豆・山椒を入れたもの。一年の無病息災を祈っていただく縁起物です。新春のおめでたいこのお茶会に出席するため、朝の第一席から多くの人々が訪れます。
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上田宗箇流では、宗箇ゆかりの名水「岩船の水」(広島県佐伯群佐伯町浅原の、本郷橋を渡った谷あいにわき出す水)で大福茶をいただきます。 |
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広島・縮景園 で 毎年1月の第3日曜日に
行われる「新年大福茶会」。
今年も朝早くから大勢の人が列を作りました。
初釜とあって、参加者の多くは晴れ着姿。
華やかな装いが新年の空の下で映えています。 |
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清風の間 本席床
十二代 上田譲翁 筆 |
老使の間 待合床
伯献 筆 |
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干支香合
七代 金城一国斎
古袱紗 上田桐 |
[2003年1月19日 大福茶会] |
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香合(2002年の干支・午の絵が施されています)。Y.Matsumoto氏がD社本社茶道部の「初釜」茶会時に提供したものと同じものです |
待合床 |
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本席床
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大福茶
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[2002年1月20日 大福茶会] |
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縮景園入口。
正面に見えるのは清風館
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庭園内の雪景色 |
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