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【おもてなしの心】
 利休の茶の湯『おもてなしの心』。客と亭主の間で交わされる、一期一会の空間を味わい、共に時間を過ごす――Y.Matsumoto氏は、やはりそれこそが神髄だと思っています。

根底にあるべき本来の茶の心を忘れ、「お点前の順序を間違えた」「作法がなっていない(知っていない)」など、これ見よがしに所かまわず指摘するベテランの方もおられます。また、メディアの取材では、カメラマンがお点前している最中に飾り畳に入ろうとして、お道具が危うく踏み潰されそうになった事もあったと聞きます。

こんな『おもてなしの心』を無視したような人々は、どこか心の有り様・配慮に抜け落ちたものがあるとしか思えない、とY.Matsumoto氏は言います。そんな人々の行動・姿を見るたびに苛立ちを覚え、時に怒りを押さえられない事も少なくなかったそうです。しかしNHK連続ドラマ小説『あすか』のお茶会のあるワンシーンを見て、色々と思い直すことがあり、以後改めるようになったとか(しかしそれは『おもてなしの心』に反するような言動を認めたというわけではありません)。茶道とは、お手前する人間とお客様としての人間の心と心の対話。またそのような『心』を共有できる方々と共に、時間を過ごしたい。Y.Matsumoto氏はそう考えているのです。

【リフレッシュ】
 分刻みのスケジュールを余儀なくされる慌ただしい日々の中、日常から隔絶された空間に席を置く。一挙手一動に心を込め、細心の注意を払いながらお点前する……。このように茶道に打ち込んで集中することはY.Matsumoto氏にとって、精神衛生をよい状態に保ったり、ストレスを解消する効果があるのです。

 最近稽古になかなか出席出来ず、自分のお手前が下手になりつつあることを強く感じているY.Matsumoto氏ですが、いずれ稽古を本格的に再開し、さらに上を目指そうと心に決めています。
このように長年茶道を続けているのは、やはり「茶の湯の本質に加え、リフレッシュできるこの瞬間・空間が好きで、自分に合っているから」なのだそうです。

【広島の伝統文化】
※上田家オリジナルは紺地に金模様です
 世間の皆さんに広島に素晴らしい茶の湯の伝統文化があるということを知っていただこうと、Y.Matsumoto氏はD社の創立50周年記念の品として、上田家伝統の紋様を使用させていただきました。小帛紗・大帛紗・懐紙ばさみ・色紙掛けなどを限定版として作成。手元に残している分は、お世話になった方々の大きなお祝い事があった時にプレゼントする為に、大切に保管しています。
 
 また2000年の『上田宗箇没350周年』記念事業が行われた際には、D社から全てのポスター、リーフレットを提供するという形で協賛。それでもまだまだ足りないと思っているY.Matsumoto氏は、「私の体で補います」(注:上田流でお茶会に要請があれば、お点前方orお運びとして参加させていただくとの意)とお伝えしているとか。そのほかにも、広島伝統工芸展などにもポスター、リーフレット類のご提供という形で協賛しています。
教育出版物を扱うD社は、いわば文化によって支えられているといえます。そのご恩返しの一つとして、広島の伝統文化の保存・発展に、今後も出来る限りご支援・ご協力をしていきたい。それはY.Matsumoto氏の願いでもあるのです。


【茶桶箱之傳】 【きっかけ】 【上田宗箇流 宗匠】
【おもてなしの心】 【リフレッシュ】 【広島の伝統文化】
  「三玄院宗箇忌法要」 「志士会三十周年記念茶会」 「日渉庵 お茶室開き」
【本社茶道部】
 
   

バックに流れる音は水琴窟の音色です。