広島市中区住吉町にある住吉神社で毎年2月3日に行われる節分祭は、「焼嗅(やいか)がし神事」*という一風変わった何ともユニークな神事(寸劇)が行われることで知られています。イワシの頭を焼き、その臭いで鬼や悪神を追い払うというものです。
2002年の2月3日、参拝客で混み合った境内に鬼や悪神が次々と登場。そこへ巫女さんたちがイワシの頭1000匹分を焼いて、その臭いと煙で鬼や悪神たちを追い払います。退治に一役かったイワシの頭は、巫女さんの手によりヒイラギの枝に刺され、参拝者に配られました。
さらに今年の豆まきでは、敬宮愛子さまのご誕生をお祝いして、豆のほかにめでたい紅白の餅もまかれました。まかれた豆の袋には抽選くじが入っており、参拝客はその結果に一喜一憂。豆まきの後も境内は賑やかな雰囲気に包まれていました。 |