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広島の歴史と季節の行事
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広島の歴史と季節の行事

空鞘稲生神社

かねてから、広島の歴史に興味を持っているY.Matsumoto氏。
知人からある情報を得ました。
その情報とは、広島から出雲大社までの参詣道にまつわるもの。

江戸時代に西国大名の参勤交代に利用されて繁栄した 西国[さいごく] 街道[かいどう] (山陽道)から、出雲大社への参詣道が北へ分岐しています。それが、出雲石見街道(通称:雲石路)です。
その北への分岐点である現広島市中区堺町の坪村家具前にあった道標の石灯籠が、道路拡幅の区画整理ため、「 空鞘稲生神社[そらさやいなおじんじゃ] 」境内に移されているというものです。

偶然にも空鞘稲生神社は、会社のすぐ近く。Y.Matsumoto氏は、早速、空鞘稲生神社を訪れ、件の石灯籠をその目で実際に確かめたそうです。

■ 出雲石見街道とは?

出雲石見街道(通称:雲石路)は、広島城下から北へ向かい可部宿で分岐、上根峠を通り出雲大社へ向かう出雲大社への参詣道である出雲街道と、石見大森銀山へ向かう石見街道の総称です。空鞘稲生神社との直接の関係はありません。

■ 空鞘稲生神社とは?

広島市中区本川町(昭和40年の町名廃止により、空鞘町より町名変更)の出雲石見街道近くにある神社です。
神仏がまつられた年ははっきりしませんが、広島城を築城する以前の1532年頃には、空鞘(そらさや)大明神と彦山明神の二社が創建されていたといわれています。名前の由来は、松の大木に刀の鞘のみが掛っていたことによるといわれています。その鞘は、空から降ってきたのか、誰かが置いたものなのか、また、剣がささった鞘なのか、空の鞘だったのか、諸説あり、はっきりとは分かっていません。一説には、佐々木小次郎のものだとも言われています。

現在、広島三大祭として親しまれる住吉神社が行う管弦祭は、御座舟に御神体を乗せて空鞘神社の沖合いまでお連れしてまた帰ってくるというものです。今は、住吉神社の前で御座舟を三度回すという形で残っています。

■空鞘稲生神社

広島市中区本川町3丁目3番2号
電話:082−231−4476
FAX:082−231−4441